#474 すいそう

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素晴らしい朝を迎える度に、みすぼらしい私を自覚する。
「そんなの水に流せばいいじゃん」が私の口癖だった。
夢も、希望も、思い出も、この村も、
今日の夜には水の底に沈んでしまう。
私だけを残して村の人々は去っていく。
依代、人柱、犠牲。呼び方はどうでもよかった。
水に流してしまえば、
青春
公開:21/05/30 16:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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