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金色に輝く猫が倒れていた。調べてみると金華猫という種類だそうだ。
エサは宝石しか食べないという。
貧乏な僕にそんな高価なものは無理なので、
代わりにビー玉を差し出す。弱々しく食べ始めると、
飲み込んだはずのビー玉が宝石に変わって吐き出される。
小さく鳴いたあと、金華猫は光を失った。
エサは宝石しか食べないという。
貧乏な僕にそんな高価なものは無理なので、
代わりにビー玉を差し出す。弱々しく食べ始めると、
飲み込んだはずのビー玉が宝石に変わって吐き出される。
小さく鳴いたあと、金華猫は光を失った。
ファンタジー
公開:21/05/28 17:00
ツイノベ
140字小説
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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