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昔、兄から教えてもらった遊びがある。
お互いが好きそうな本を選んで、
その中から相手が好きそうな一文を探して教えて合う。
家にいるのが苦手なわたし達が唯一、
心を落ち着かせられる場所が図書館だった。
あの日、兄が伝えてくれた言葉の意味を、
大人になった今でも、わたしは分からずにいた。
お互いが好きそうな本を選んで、
その中から相手が好きそうな一文を探して教えて合う。
家にいるのが苦手なわたし達が唯一、
心を落ち着かせられる場所が図書館だった。
あの日、兄が伝えてくれた言葉の意味を、
大人になった今でも、わたしは分からずにいた。
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公開:21/05/17 15:00
ツイノベ
140字小説
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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