#422 部屋の主

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人の気配がして押入れに隠れる。
隙間から顔を覗かせると若い女性が立っていた。
周囲を気にして何か慌てているようだ。
タンス、クローゼット、机の引き出しを漁っていた。
息を殺してその様子をしばらく伺う。
女性が電話を取り出して、静かに呼吸を整えた。
「誰かが家の中に進入したみたいです」
ホラー
公開:21/05/20 14:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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