#364 ジュゴンの泳ぐ庭

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庭ではジュゴンが泳いでいた。
尾ビレが揺らめき、お腹を数回ほど叩く。
私はジュゴンのお腹を枕にして眠ると、体中を安心感が包む。
彼に吐き出してしまった苦い感情も、私の救いようもない弱さも、
今なら全て許される気がした。やり直すんだ。
全てを失ったここから。この、ジュゴンの泳ぐ庭で。
ファンタジー
公開:21/05/08 16:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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