#335 すすけた列車

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列車がトンネルを抜ける。
隣の席を見ると男女が向かい合って座っていた。
窓を開けていたせいか、男性の顔はすすだらけになっている。
なぜか男性は顔を拭こうとはせず、女性が化粧室へと向かっていく。
どういうことだろうと不思議に思っていると、
僕の顔を見た男性も化粧室へと向かっていった。
ミステリー・推理
公開:21/05/02 17:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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