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朝、目覚めると体が透明になっていた。
血管も筋肉も見えなくて、
まるでガラス細工の風鈴にでもなったみたいだ。
窓から入り込む風が私の体を揺らすと、リリン、リリンと音が鳴る。
『透明になって誰からも忘れ去られたい』と、
そう願ってしまったからだろうか。リリン、リリンと鈴がまた鳴った。
血管も筋肉も見えなくて、
まるでガラス細工の風鈴にでもなったみたいだ。
窓から入り込む風が私の体を揺らすと、リリン、リリンと音が鳴る。
『透明になって誰からも忘れ去られたい』と、
そう願ってしまったからだろうか。リリン、リリンと鈴がまた鳴った。
ファンタジー
公開:21/05/06 13:00
ツイノベ
140字小説
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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