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終電を逃した男がタクシーを拾う。
深夜でも湿った厭な暑さが残る晩夏。
車が走り出すと、運転手がおもむろに語り始める。
「私も運転手として20年走り続けてるんですけどね、長くやってるとやっぱり常識では考えられないような体験をするんですよねぇ」
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夜中の山道を走っていると、前方に手を挙げる白い服の女が見える。
内心いや~な予感がしたが、仕方なく乗せると
「共同墓地までお願いします」
女が細い声で言う。
予感が的中したことに辟易しつつも、目的地に送り届け
「着きましたよ」
と後部座席を見ると、やはり女はいない。
う~わ、と思いながら姿勢を直すと、女が白目を剥いてフロントガラスに張り付き何か呟いている!
女「タコはタコでも、海も空も泳がないタコライスってな~んだ?」
運「いぃ~や、答え言っちゃってんじゃん!」
----
運「思わずツッコんじゃいましたよ~。」
男「なんの話?!」
深夜でも湿った厭な暑さが残る晩夏。
車が走り出すと、運転手がおもむろに語り始める。
「私も運転手として20年走り続けてるんですけどね、長くやってるとやっぱり常識では考えられないような体験をするんですよねぇ」
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夜中の山道を走っていると、前方に手を挙げる白い服の女が見える。
内心いや~な予感がしたが、仕方なく乗せると
「共同墓地までお願いします」
女が細い声で言う。
予感が的中したことに辟易しつつも、目的地に送り届け
「着きましたよ」
と後部座席を見ると、やはり女はいない。
う~わ、と思いながら姿勢を直すと、女が白目を剥いてフロントガラスに張り付き何か呟いている!
女「タコはタコでも、海も空も泳がないタコライスってな~んだ?」
運「いぃ~や、答え言っちゃってんじゃん!」
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運「思わずツッコんじゃいましたよ~。」
男「なんの話?!」
その他
公開:21/03/24 14:45
Cラン地方大学生(21)
好きな言葉は「休日」です
1週間前くらいから本を読むことにハマってます
宜しくお願い致します。
Twitter: @guraguriraaaaan
Instagram: official_kusanagi
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