0
1
僕が子どものころ、屋上遊園地で着ぐるみから風船をもらったことがある。
当時はそんなに多く風船を持っていて飛ばされないかと本気で不安になった。
親になった今、久しぶりに屋上遊園地に訪れる。ふと、風船が手から離れた。
空の彼方に消えていく赤い風船が、亡くなった子どもの魂と重なった。
当時はそんなに多く風船を持っていて飛ばされないかと本気で不安になった。
親になった今、久しぶりに屋上遊園地に訪れる。ふと、風船が手から離れた。
空の彼方に消えていく赤い風船が、亡くなった子どもの魂と重なった。
その他
公開:21/05/03 15:00
ツイノベ
140字小説
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます