見つめる女

それは、日も落ちかけて物悲しい雰囲気が漂う校庭での出来事だった。

練習の後片づけを行う野球部の青年がふと視線を感じ振り返ると、薄暗い校舎の窓の一つに目が留まった。

恐る恐る目を凝らすと見覚えのない女の姿があった。女はじっとこちらを見つめている。彼は恐怖で強張る足を無理やり奮い立たせ友人の元へ一目散に駆け出した…

「ユキオくん…」

私の名前は「鬼瓦ヒトミ」この王軽頭高校の1年生でカルト茶道部に所属する普通の女子高生。
野球部のユキオくんに体育祭で一目ぼれしてから密かに想い続けている。

「ユキオくん…もう私の心はあなたにキャトルミューティレーションよ。」

華の高校生活も恋がなきゃ始まらない！
ちょっとオカルトティックなヒトミと、正反対の人種ユキオとの恋の行方はいかに？
次回『恋敵登場？！超熾烈！恋のバミューダトライアングル』
みてくれなきゃ、あなたの人生カタストロフィまっしぐらヨ★