#322 春雷

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廃墟になった遊園地の夢を見た。
うさぎの着ぐるみが、
「いつのまにか、子ども達は遊園地から消えてしまいました」
と嘆いている。お化け屋敷も、レストランも、
観覧車も、どこにも人の気配はなかった。
「明日には着ぐるみの予備もなくなります。
仕事を失います。死んでしまいます」と泣いていた。
ファンタジー
公開:21/04/30 14:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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