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大切だった人の墓参りへ赴く。
左手で花を供えて、記憶を振り返る。
バッティングセンターで汗を流して、喫茶店で焼うどんを食べて、
ソフトボールの試合を見て。
何年と経っても過去に流せない、嘘偽りのない思い出が透き通っていく。
「今度、双子の女の子が生まれるんだ」
遠くで花火が光った。
青春
公開:21/04/30 13:00
ツイノベ 140字小説

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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