コミニュティーバス

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高齢者や障害者など交通弱者の足の確保の為、自治体がバスを運行する。
当地区もコミニュティーバスが走る事になり、買い物や病院通いには便利だ。

停留所にいると、ボディーに猫が描かれている小型バスが来た。
驚いたのは、制服制帽姿ではあるが運転手は猫さんだった。
でも運転は上手く信号もきちんと停止し、乗降客には挨拶もしている。
停留所案内等は予め用意された音声テープが流れ支障はない。

人間の運転手さんだと思い込み、嫁がどうしたとか話しかけるお婆ちゃんもおり、猫さんは分からないニャーと困ってる。

帰りは犬が描かれたバスが来たので、運転は犬さんだろうと思って乗車したら、猿さんだった。
犬さんが拾い食いしお腹を壊したので、急遽猿さんが呼び出されピンチヒッターの運転との事だ。
世間で言われる様な犬猿の仲ではなく、大変仲良く前には猿さんが気から落ち怪我をした時は、
犬さんが代打運転していたそうな。
ファンタジー
公開:21/03/22 06:14
更新:21/03/22 09:17

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