アウトドアシンドローム

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ここ数年ですっかりアウトドア派がメジャーになった。スポーツやレージャーだけではない。生活の主たる拠点をアウトドアとするスタイルである。人類はもともとアウトドアでありインドアで失われた人間らしさを取り戻すべきという主張。各種ツールの便利さ、温暖化気候の影響もあってアウトドア生活は難しくない。飲食、睡眠、人々の団欒。仕事も農業、酪農、林業はもちろん、製造業でも工場はロボットに任せて人間はアウトドア。オフィス仕事もアウトドアでできる。
住居という檻から放たれた自由を味わうと、もうインドアには戻れないらしい。アウトドア派は自由に移動する。アウトドアの生活場所は次々に公認された。今では公園、郊外の空き地、森林に加えて都市部の広場、大通りでもアウトドア生活が許可される。アウトドアの学校、病院も増え、国立アウトドア研究所が端緒となってアウトドア省が設置された。国を挙げてアウトドアを拡充する時代である。
その他
公開:21/03/24 08:55

たちばな( 東京 )

2020年2月24日から参加しています。
タイトル画像では自作のペインティング、ドローイング、コラージュなどをみていただいています。
よろしくお願いします。

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