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人を殺せるという噂がある黒いノートを手に入れた。
奴の苦しむ姿をこの目で見てやろうと、
目の前でノートに名前を書き込む。
「や、やめるんですの!」
「こんなときにふざけてる場合か?」
「まだ死にたくないですの!」
奴の語尾を不思議に思い、表紙を確認すると、
『ですのート』と書かれていた。
奴の苦しむ姿をこの目で見てやろうと、
目の前でノートに名前を書き込む。
「や、やめるんですの!」
「こんなときにふざけてる場合か?」
「まだ死にたくないですの!」
奴の語尾を不思議に思い、表紙を確認すると、
『ですのート』と書かれていた。
ファンタジー
公開:21/04/23 15:00
ツイノベ
140字小説
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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