#256 僕の料理

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彼女が僕の料理を食べたいと言ってきた。
彼女からのお願いなんて滅多にないので、
食材の自腹を切り、目を剥き、骨を折り、手を焼き、
心血を注ぎ、頭を抱え、身を削ってなんとか料理を作る。
偏食な彼女もこれできっと満足してくれるだろう。
彼女に食べられるのを、嬉しそうに待った。
ホラー
公開:21/04/17 13:00
ツイノベ 140字小説 超短編

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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