#250 形骸花(百景100番)

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禁止区域である地下図書館に忍び込む。1000年前、
この世界では終末戦争が起こって言葉が失われてしまった。
奥に進むと本棚の隅でアンドロイドの少女が横たわる。
機械の体には草や蔦が巻き付いて、
目からは淡青色の紫陽花が咲いていた。
言葉にできない感情が私を揺り動かす。祈る。祈った。
ファンタジー
公開:21/04/15 17:00
ツイノベ 140字小説 超短編 百人一首

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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