#228 祈りの鐘(百景78番)

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灯台守の元に一羽の千鳥がやって来る。
足に括り付けられた文書には名前が書かれていた。
灯台守が鐘を三度鳴らして黙祷を捧げると、島民も手を合わせる。
この島の風習として亡くなった人を島全体で偲ぶのだ。
五十年以上も鐘を鳴らしてきた灯台守は、
その日、息子の死を知って静かに泣いていた。
その他
公開:21/04/11 15:00
ツイノベ 140字小説 超短編 百人一首

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
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【はりこのトラの穴】(脚本)
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