#235 夜を患う(百景85番)

1
2

目の見えない私は不思議なことに、
彼女と手を繋ぐ間だけ視力を取り戻すことができる。
ある日、友人と遊んでくると言ったまま、
連絡のない彼女を待って、私は明けない夜をひとりで過ごした。
繋ぐ手の先が見つからないまま、空中で左手がさまよう。
見せかけの光に、目が眩んでは冷たい夜を患った。
ファンタジー
公開:21/04/12 17:00
ツイノベ 140字小説 超短編 百人一首

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容