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目の見えない私は不思議なことに、
彼女と手を繋ぐ間だけ視力を取り戻すことができる。
ある日、友人と遊んでくると言ったまま、
連絡のない彼女を待って、私は明けない夜をひとりで過ごした。
繋ぐ手の先が見つからないまま、空中で左手がさまよう。
見せかけの光に、目が眩んでは冷たい夜を患った。
彼女と手を繋ぐ間だけ視力を取り戻すことができる。
ある日、友人と遊んでくると言ったまま、
連絡のない彼女を待って、私は明けない夜をひとりで過ごした。
繋ぐ手の先が見つからないまま、空中で左手がさまよう。
見せかけの光に、目が眩んでは冷たい夜を患った。
ファンタジー
公開:21/04/12 17:00
ツイノベ
140字小説
超短編
百人一首
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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