マーキス・ブルーアイ

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薄く目を開けたら、空は青かった。
誰の目にも同じ色で見えているのだろうか。
ポカポカ陽気に、ウトウト眠気。
冬のコタツも悪くはないが。
夏の暑さは困る。
秋の寂しさは意味不明。
やっぱり、春はなんだか気持ちがいい。
背筋が伸びるというものだ。
あくび付きだけれど。
そろそろ、遊び相手を探すとしよう。
飽きるまで付き合ってもらうぞ。
そのお返しに、膝枕させてやってもいい。
ただし、その青いズボンは痛いから着替えてくれ。
そしたら、自由に撫でさせてやる。
意気揚々と歩く。
ガラスのドアに自分が映る。
サファイア色のマーキスアイが、キラリと光った。
ファンタジー
公開:21/03/15 18:38

ibara_hime

文章を削る練習をしています。
妄想は得意。感想は苦手。   ・・・・・・です。

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