新製品
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「これが新製品のスプレー式コスメのシュプレーヌです」
白衣のエミが壇上で華麗なボトルのスプレー器を片手にプレゼンを始めた。彼女の脇にスッピンの若い女性モデル。
「これを顔にひと吹き、するとどうでしょう」
エミは持っていたスプレーをモデルの顔めがけてシュッと吹いた。
するとモデルの顔がみるみるメイク顔にかわるではないか。ルージュもアイシャドーも自動で化粧された。
取材の一同は喝采した。
「皆様からモニターを募りたいと思います。どうですか?」
「はい希望します」
マリが手を挙げた。
「育児でメイクの時間も惜しいんです」
エミは微笑んでシュプレーヌと白いスプレーの入った箱を渡した。
「この白いのがメイク落とし用です」
「ありがとうございます」
後日、エミの元に一通のメールと添付写真。
"困りました。息子がいたずらで父の肖像画にシュプレーヌをけてしまいました。落とし用を吹きかけても落ちません"
白衣のエミが壇上で華麗なボトルのスプレー器を片手にプレゼンを始めた。彼女の脇にスッピンの若い女性モデル。
「これを顔にひと吹き、するとどうでしょう」
エミは持っていたスプレーをモデルの顔めがけてシュッと吹いた。
するとモデルの顔がみるみるメイク顔にかわるではないか。ルージュもアイシャドーも自動で化粧された。
取材の一同は喝采した。
「皆様からモニターを募りたいと思います。どうですか?」
「はい希望します」
マリが手を挙げた。
「育児でメイクの時間も惜しいんです」
エミは微笑んでシュプレーヌと白いスプレーの入った箱を渡した。
「この白いのがメイク落とし用です」
「ありがとうございます」
後日、エミの元に一通のメールと添付写真。
"困りました。息子がいたずらで父の肖像画にシュプレーヌをけてしまいました。落とし用を吹きかけても落ちません"
SF
公開:21/03/15 13:18
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