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電柱の上から雀の鳴き声が聞こえてきた。
目覚めの悪い僕を叱るように決まった時間に起こしてくれる。
目が合うと雀は首を傾げたあとにどこかへ飛び立つ。
それから数ヶ月、景観美化のために電柱は地面の底に埋め込まれた。
今でもどこかで雀の鳴き声が聞こえるけど、
その姿を見ることはなかった。
目覚めの悪い僕を叱るように決まった時間に起こしてくれる。
目が合うと雀は首を傾げたあとにどこかへ飛び立つ。
それから数ヶ月、景観美化のために電柱は地面の底に埋め込まれた。
今でもどこかで雀の鳴き声が聞こえるけど、
その姿を見ることはなかった。
その他
公開:21/04/10 15:00
ツイノベ
140字小説
超短編
百人一首
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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