#221 記憶の門限(百景71番)

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十七時を過ぎてから高校の門をくぐると、
不思議な事に三十年前の街へと変化する。
私が生まれる前の街を散歩するのはとても楽しい。
今はもう閉店してしまった駄菓子屋。
私と同い年くらいになった両親。
これから私の家が建つであろう田んぼの前でぼぅっとしていると、
秋風が私の頬をくすぐった。
ファンタジー
公開:21/04/10 13:00
更新:21/03/16 09:15
ツイノベ 140字小説 超短編 百人一首

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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