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両親との折り合いが付かなくなって、
なかば家出のように一人暮らしを始める。
二十歳そこらの小娘が学費と、
生活費を稼ぎながら生きるのは難しい。
大学の帰り、電車の中で転がる空き缶を拾う。
開いた扉が入口だったか出口だったか思い出せずに、
秋の影を背中に受ける。どこかでひぐらしが鳴いた。
なかば家出のように一人暮らしを始める。
二十歳そこらの小娘が学費と、
生活費を稼ぎながら生きるのは難しい。
大学の帰り、電車の中で転がる空き缶を拾う。
開いた扉が入口だったか出口だったか思い出せずに、
秋の影を背中に受ける。どこかでひぐらしが鳴いた。
その他
公開:21/04/09 17:00
ツイノベ
140字小説
超短編
百人一首
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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