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数年ぶりに故郷へ訪れると、遠くに女性の姿を捉える。
髪はボサボサで目にはクマ。
手は震えていて全体的に痩せ細っていた。
「あ」と声を出すと、
私に気づいた女性が驚いた顔で逃げ去っていく。
小学生のとき、クラスで一番明るかった子だ。
人違いだったのかなと、雲に隠れた月が辺りを暗くした。
髪はボサボサで目にはクマ。
手は震えていて全体的に痩せ細っていた。
「あ」と声を出すと、
私に気づいた女性が驚いた顔で逃げ去っていく。
小学生のとき、クラスで一番明るかった子だ。
人違いだったのかなと、雲に隠れた月が辺りを暗くした。
その他
公開:21/04/07 14:00
ツイノベ
140字小説
超短編
百人一首
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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