#203 光、再考②(百景53番)

0
2

歓楽街でバイトを始めてからは、
同棲している彼と会う時間が少なくなった。
朝、帰宅してきた彼と入れ替わりでバイトへ向かう。
知らない誰かとお酒を飲んで。
知らない誰かに笑顔を見せて。
知らない誰かに抱かれて。
「未来は明るいよ」という彼の言葉を思い出す。
今、私は日陰の中にいるだけだ。
その他
公開:21/04/06 15:00
ツイノベ 140字小説 超短編 百人一首

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容