魔法の掃除機
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「ついに出来上がったぞ、魔法の掃除機」
興奮を抑えきれない博士は、研究室で一人ガッツポーズをした。
その晩、完成した掃除機を持って自宅に帰ると、真っ先に妻に見せた。
「これは掃除の概念を覆す発明だよ。家の中にあるゴミが、勝手に寄ってくる掃除機なんだ」
「何それすごいわね。あ、ちょうど明日掃除をしようと思ってたの。早速使ってもいいかしら」
「もちろんさ」
翌日、博士は仕事を終えて帰宅すると、妻に掃除機の使い心地を尋ねた。
「家中のゴミがなくなって、とても爽快だわ」
喜ぶ妻の顔を見て満足した博士は、自分の部屋に戻ると、そこで驚きの光景を目にする。
なんと、部屋が空っぽになっていたのだ。
「おい、一体僕の部屋に何をしたんだ?」
慌てて妻に問いただす。
「え、何もしてないわよ」
その掃除機は、自らゴミを判別し呼び寄せることができる、魔法の掃除機。
興奮を抑えきれない博士は、研究室で一人ガッツポーズをした。
その晩、完成した掃除機を持って自宅に帰ると、真っ先に妻に見せた。
「これは掃除の概念を覆す発明だよ。家の中にあるゴミが、勝手に寄ってくる掃除機なんだ」
「何それすごいわね。あ、ちょうど明日掃除をしようと思ってたの。早速使ってもいいかしら」
「もちろんさ」
翌日、博士は仕事を終えて帰宅すると、妻に掃除機の使い心地を尋ねた。
「家中のゴミがなくなって、とても爽快だわ」
喜ぶ妻の顔を見て満足した博士は、自分の部屋に戻ると、そこで驚きの光景を目にする。
なんと、部屋が空っぽになっていたのだ。
「おい、一体僕の部屋に何をしたんだ?」
慌てて妻に問いただす。
「え、何もしてないわよ」
その掃除機は、自らゴミを判別し呼び寄せることができる、魔法の掃除機。
SF
公開:21/01/05 22:12
春生まれです
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