妖艶な女がガラス越しに微笑みかけてくる
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俺はゴンドラに乗ってビルの窓拭き掃除をする仕事をしている。
ふと気がつくと窓の向こうに1人の女が立っていた。
その女はなぜかずっと俺のことを見つめてきた。
俺は作業の手を止める。
知っている女だろうか?
いや、俺の知り合いにこんな色っぽい美人がいるはずない。
女の深く開いたシャツの胸元に視線が吸い寄せられる。
不意に彼女はウィンクをして、誘うような笑みを浮かべた。
た・べ・る?
口の動きでわかる。
女は手に持っていたチョコレートを俺に差し伸べた。
くそ、なんて性悪女だ!
二人の間には窓ガラスがあるのにチョコレートを受け取れるはずがない。
女のつんと反った柔らかそうな唇がチョコレートに接吻する。
俺は向かっ腹を立てた。
仕事を再開したが、窓を拭きながらもつい女を見てしまう。
一体、一体何が目的なんだ…?
その翌日、俺が作業していたすぐ下の階で、金庫が盗まれる事件が起きていたことを知った。
ふと気がつくと窓の向こうに1人の女が立っていた。
その女はなぜかずっと俺のことを見つめてきた。
俺は作業の手を止める。
知っている女だろうか?
いや、俺の知り合いにこんな色っぽい美人がいるはずない。
女の深く開いたシャツの胸元に視線が吸い寄せられる。
不意に彼女はウィンクをして、誘うような笑みを浮かべた。
た・べ・る?
口の動きでわかる。
女は手に持っていたチョコレートを俺に差し伸べた。
くそ、なんて性悪女だ!
二人の間には窓ガラスがあるのにチョコレートを受け取れるはずがない。
女のつんと反った柔らかそうな唇がチョコレートに接吻する。
俺は向かっ腹を立てた。
仕事を再開したが、窓を拭きながらもつい女を見てしまう。
一体、一体何が目的なんだ…?
その翌日、俺が作業していたすぐ下の階で、金庫が盗まれる事件が起きていたことを知った。
ミステリー・推理
公開:21/01/05 10:06
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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