キススイッチ
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「キスをすると入れ替わる」
そんな夢みたいな話、映画の中だけだと思っていた…。
25の誕生日、私が恋人とキスをした時だった。
目をあけると、目の前に自分の顔があった。
瞬時に何かを察した私は、目の前の目をつむっている自分の顔にもう一度キスをした。
その時、私は自分にキスで入れ替わる能力が備わっていることに気付いた。
…惜しいことをした。私が学生時代にモテていれば、この能力にもっと早く気付いたのに…。
しばらくして、私は恋人も財産も捨て、この入れ替わる能力を売りに会社を立ち上げた。
「キススイッチ!これは儲かるぞ!」
それから一年後、私は全てを失っていた。
そりゃそうだ、会社に来るのは、「自分の容姿に自信がない」「借金とりに追われている」といったリスクの大きい仕事ばかり。まともな理由の人も「キスをすること」を拒み、契約成立とはならない。
「はぁーこんなことなら一生気づきたくなかった」
そんな夢みたいな話、映画の中だけだと思っていた…。
25の誕生日、私が恋人とキスをした時だった。
目をあけると、目の前に自分の顔があった。
瞬時に何かを察した私は、目の前の目をつむっている自分の顔にもう一度キスをした。
その時、私は自分にキスで入れ替わる能力が備わっていることに気付いた。
…惜しいことをした。私が学生時代にモテていれば、この能力にもっと早く気付いたのに…。
しばらくして、私は恋人も財産も捨て、この入れ替わる能力を売りに会社を立ち上げた。
「キススイッチ!これは儲かるぞ!」
それから一年後、私は全てを失っていた。
そりゃそうだ、会社に来るのは、「自分の容姿に自信がない」「借金とりに追われている」といったリスクの大きい仕事ばかり。まともな理由の人も「キスをすること」を拒み、契約成立とはならない。
「はぁーこんなことなら一生気づきたくなかった」
SF
公開:21/01/03 06:22
向田律動(むこうだりずむ)です。
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