小さなその小屋
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気がつくと私は、小さな小屋の前に立っていた。
中に入ると、小さな部屋の真ん中に素朴な木製のテーブルとイスが向かい合わせに二脚、おいてあるだけだった。
「ようこそ」と、黒いスーツを身に纏い、黒の革靴、黒い手袋、全身黒に包まれて、顔は逆光で見ることが出来ないが声は間違いなく男ーーが言った。
「ここはどこだ?」私はその男に問う。
「どうぞお掛けください。 何かお出ししましょう、飲み物でも食べ物でもご希望をどうぞ」 そう言われたが、周りには給湯設備も自販機も何も見当たらない。デリバリーでも来るのだろうか?
だが腹は空いてない「コーヒー」とだけ言った。
すると瞬きをしたその瞬間、目の前に温かいコーヒーが置かれていた。「ここはどこだ」私はもう一度聞く。 男は何も答えない。 私は想いを巡らせた。 頭の中に次々とスライドが映し出されて理解した。
これから私は死出の旅に出るのだと
中に入ると、小さな部屋の真ん中に素朴な木製のテーブルとイスが向かい合わせに二脚、おいてあるだけだった。
「ようこそ」と、黒いスーツを身に纏い、黒の革靴、黒い手袋、全身黒に包まれて、顔は逆光で見ることが出来ないが声は間違いなく男ーーが言った。
「ここはどこだ?」私はその男に問う。
「どうぞお掛けください。 何かお出ししましょう、飲み物でも食べ物でもご希望をどうぞ」 そう言われたが、周りには給湯設備も自販機も何も見当たらない。デリバリーでも来るのだろうか?
だが腹は空いてない「コーヒー」とだけ言った。
すると瞬きをしたその瞬間、目の前に温かいコーヒーが置かれていた。「ここはどこだ」私はもう一度聞く。 男は何も答えない。 私は想いを巡らせた。 頭の中に次々とスライドが映し出されて理解した。
これから私は死出の旅に出るのだと
その他
公開:21/01/03 03:08
更新:21/01/04 00:48
更新:21/01/04 00:48
書くのが好きなのでとりあえず思い付くまま書いてます。週に一、二本を目標に書いていきたいですが、休むときもあります。 得意ジャンルはありません。
アイコンを変えました。特に意味はありません(^_^ゞ
2021.4.5
ペンネームを『小山田みゆき』から変えました。
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