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10年以上前、まだガラケーだった頃。
溜まり場だったファミレスで彼はPCにHDなんぞ不要になる云々熱く語っていた。
よく分からず流していたが今考えれば『クラウド』の事だったんじゃないか。
別のある時は炊飯器がネット接続すれば誰がいつご飯を炊いたかのデータを云々語っていた。
それも『IoT』や『ビックデータ』の事だったんじゃないか。
目の前の事に精一杯だった俺は彼の言うことは結局理解できずに終わった。
彼は預言者だったんじゃないか。
今なら彼は何を語るだろうか。連絡してみたくなった。
「やぁ。久しぶりだな。元気していたか」
「まさか…」
「10年以上前に君が熱弁した話が当たり前になっている事に気づいたんだ。今何を考えているか教えて欲しくなった」
「そんな…ありえない…」
「そうだ!もう一つ思い出した!アレは流石に実現してないぞ」
「本当に…君なのか?…」
「死者がAIとして突如蘇る云々…」
溜まり場だったファミレスで彼はPCにHDなんぞ不要になる云々熱く語っていた。
よく分からず流していたが今考えれば『クラウド』の事だったんじゃないか。
別のある時は炊飯器がネット接続すれば誰がいつご飯を炊いたかのデータを云々語っていた。
それも『IoT』や『ビックデータ』の事だったんじゃないか。
目の前の事に精一杯だった俺は彼の言うことは結局理解できずに終わった。
彼は預言者だったんじゃないか。
今なら彼は何を語るだろうか。連絡してみたくなった。
「やぁ。久しぶりだな。元気していたか」
「まさか…」
「10年以上前に君が熱弁した話が当たり前になっている事に気づいたんだ。今何を考えているか教えて欲しくなった」
「そんな…ありえない…」
「そうだ!もう一つ思い出した!アレは流石に実現してないぞ」
「本当に…君なのか?…」
「死者がAIとして突如蘇る云々…」
その他
公開:20/12/31 12:58
まずは自分が楽しむこと。
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