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「逃げるわよ、エロース」
「母さん、母さん」
「離れないように尻尾をリボンで結んでおきましょう、これで何があっても離れないわ」
そう言って、アフロディーテとエロースはテュフォンが自分達に手を掛ける直前に、魚に変わりエリダヌス川に飛び込んだ。
「スーウ、スーウ?」
「母さん、母さん、どこ?どこ?」
「ここにおるよ。スウ。」
スウ、と呼ばれた真白き男《おのこ》は母の顔を見ては安心して眠りに落ちた。乳白色の絹の如き柔らかな肌に包まれて、その男は寝惚けながら母の乳を弄る。乳房を口に含んでは、ちゅぱり、ちゅぱりと母からの栄養と愛を与えられている。
「もう安心してええんよ。母さんとスウはもう離れんからね」
伊奘冉の小指と素戔嗚の小指には赤いリボンが結ばれていたのであった。
「母さん、母さん」
「離れないように尻尾をリボンで結んでおきましょう、これで何があっても離れないわ」
そう言って、アフロディーテとエロースはテュフォンが自分達に手を掛ける直前に、魚に変わりエリダヌス川に飛び込んだ。
「スーウ、スーウ?」
「母さん、母さん、どこ?どこ?」
「ここにおるよ。スウ。」
スウ、と呼ばれた真白き男《おのこ》は母の顔を見ては安心して眠りに落ちた。乳白色の絹の如き柔らかな肌に包まれて、その男は寝惚けながら母の乳を弄る。乳房を口に含んでは、ちゅぱり、ちゅぱりと母からの栄養と愛を与えられている。
「もう安心してええんよ。母さんとスウはもう離れんからね」
伊奘冉の小指と素戔嗚の小指には赤いリボンが結ばれていたのであった。
SF
公開:20/12/29 18:49
更新:20/12/29 18:53
更新:20/12/29 18:53
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