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鋭利な矢が次々に刺さり俺は呻いた。だがこんな極限状況に陥っても思考は案外冷静だった。まず頭によぎったのは仕事。どうやら退職になりそうだ。申し訳ない。次に家族。喜ぶ顔が目に浮かんだ。当然か。再びTVを視る。矢が刺さった数字と券を再度確認した。間違いない。7億円の宝くじに当選していた。
その他
公開:20/12/27 14:15
更新:20/12/29 10:22
更新:20/12/29 10:22
140字
「身体に刺さった」とは書いてない
「30秒後に意外な結末」がテーマの140字ショートショーティスト。
面白ければそれでよし、と思って書く日々。
2020.7.15『影ができるスプレー』を初投稿。以降、約半年で150作品を執筆。
◎2020.11.15『ハロウィンの怪人』急上昇ランキング2位
◎12.05『星を見つけた』急上昇ランキング1位
◎12.19『無視される日本語』急上昇ランキング3位
◎12.25『高給な副業』急上昇ランキング3位
◎2021.2.6『ひねくれもの』急上昇ランキング2位
皆様からの「面白かった」が聞ければ、それ以上の喜びはありません。
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