マリオネットに安息を

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昔から私は空っぽだった。
習い事も何もかもが嫌で、面倒臭がり屋の私は早くこのキツイ人生が終わる事だけを願っていた。

それでも生活の中で必要な交流を避ける訳にもいかず、退屈な毎日を命のない人形のように過ごしていた。

そうして、空っぽの私は、陶器の人形のように心の内側に空洞を創り上げていった。

操り人形のような私は「ハイハイ」と言われるがままに、人の言う所ならどこへでも付き従った。

それが、私にとって人生の全てだった。

人形の心を持った私は誰からも愛されず、愛する事もなく生きた。

やがて私は、自分が壊れる、その日を願うようになっていた。

ーーー
ふと、音楽が聴こえてくる。
耳の穴から脳を伝わって眼前に広がっていく景色。
それは近いとも遠い、懐かしいとも新鮮ともいえる場所だ。
そんな風景が誰にでも一つはある。

願わくば彼、または彼女も、いつしかそこへ導かれますように
青春
公開:20/12/26 08:00
更新:21/02/27 22:15

水鏡かけら( 日本 )

執筆のリハビリがてらに、書いております。
noteでは、web小説や映画のレビューも書いています。
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