正月遊び

6
13

コマ君や凧君がボヤいていた、最近の子供は正月だと言うのにコマ回しもしないし凧揚げもしないな。
そこへ羽子板さんも現れ、そうなのよ、暇でしょうがないわ。羽根つきは厄をはね、子供の健やかな成長を願って、江戸時代から長く親しまれてきたのにね。失敗すると墨を塗るのも、魔除けのおまじないなのよ。

すると凧君が、凧が高く上がれば上がる程、神様に願い事が届き元気に育つと言われているんだ。

今度はコマ(独楽)君が、コマは色んな事が円滑に回るに通じて縁起も良くって、うまく回れば、子供も早く独り立ち出来ると言われているんだ。

そこへ、かるたさんが現れ「いろはかるた」は「犬も歩けば棒にあたる」等の諺を用いて、子供が遊びながら字や諺が覚えられる様にと、江戸時代に考案されたんだ。文章が江戸と京都では一部違うんだ。京では「い」は「一寸先は闇」となる。

今の子供達は、いったいどんな遊びをしているのであろうか?
ファンタジー
公開:20/12/24 15:43

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容