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これは昔有ったどこかの国のお話。
ある日、その国の皇太子がある地域を視察中に、その地域の暴漢に射殺されました。とても悲しい出来事です。ですが国民はみんな「悲しいけれど、今のご時世王族なんて大して重要じゃないよね」と考えていつもの生活を続けました。
しかしある高級官僚のヘムは違う考えでした。
「王族の後ろ盾を失った軍が黙っているはずが無い。今に戦争が勃発する」というのがヘムの考えです。そして彼は王族、軍、学者やマスコミなどありとあらゆる方面に働きかけ、戦争を阻止しようとしました。そんな彼を見て、みんな「ヘムの考え過ぎだよ」と呆れました。
それから数日後、その国の軍隊はかの地域に宣戦布告しました。そうです、ヘムが正しかったのです。実のところ彼も回避する見込みがないと分かっていました。しかし彼は正しいと思う行動をしました。
こうしてその国の歴史上最も悲惨な戦争に突入していくのです。
ある日、その国の皇太子がある地域を視察中に、その地域の暴漢に射殺されました。とても悲しい出来事です。ですが国民はみんな「悲しいけれど、今のご時世王族なんて大して重要じゃないよね」と考えていつもの生活を続けました。
しかしある高級官僚のヘムは違う考えでした。
「王族の後ろ盾を失った軍が黙っているはずが無い。今に戦争が勃発する」というのがヘムの考えです。そして彼は王族、軍、学者やマスコミなどありとあらゆる方面に働きかけ、戦争を阻止しようとしました。そんな彼を見て、みんな「ヘムの考え過ぎだよ」と呆れました。
それから数日後、その国の軍隊はかの地域に宣戦布告しました。そうです、ヘムが正しかったのです。実のところ彼も回避する見込みがないと分かっていました。しかし彼は正しいと思う行動をしました。
こうしてその国の歴史上最も悲惨な戦争に突入していくのです。
ファンタジー
公開:20/12/25 20:00
更新:20/12/29 17:03
更新:20/12/29 17:03
#正しいと思うこと
#正しい少数意見
#自分の考えに自信を持つ
#昔話
写真撮影が趣味で、英国文学をはじめとした外国文学が好きな会社員
旅が好きでヨーロッパとアジアを中心に多く国を旅している
また、イギリスに住んでいたこともあり、英国文学に多くの影響を受けている
喋れる言語は日本語 (ネイティブ) > 英語 (アカデミック) >>...>> ドイツ語 (何とか旅が出来るレベル)
投稿内容はその他(主に紀行文)、青春、ホラー、ごく稀に恋愛(でも悲しい物語)
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