いちごマシュマロ大福
5
4
クリスマスにはあまり良い思い出がない。
25日どうする?とユキに聞かれたので僕がそう正直に答えると、彼女は「じゃあイルミネーション見に行こうよ!」と言った。何が「じゃあ」なのかはよく分からなかったけれどユキが嬉しそうな顔をしていたから、僕達は今日こうして遊園地に来ている。
「寒いね」
ニコッと笑った彼女が「あっ」と呟いたのと、僕が頬に冷たさを感じたのとはほぼ同時だった。雪なんていつぶりだろうか。しんしんと降るそれは、あっという間に辺りを白く染めていく。
「カイ君、いちごマシュマロ大福みたい」
言いながら僕の赤いニット帽を指差すユキ。思わず「マシュマロ要素は?」とたずねると彼女は僕の頬を楽しそうに指でつついた。
なるほど。ユキらしい発想だな。
「じゃあ、ケーキと一緒にいちご大福も買って帰ろうか」
「賛成っ!」
ユキのおかげで、今年のクリスマスは良い思い出になる予感がする。
25日どうする?とユキに聞かれたので僕がそう正直に答えると、彼女は「じゃあイルミネーション見に行こうよ!」と言った。何が「じゃあ」なのかはよく分からなかったけれどユキが嬉しそうな顔をしていたから、僕達は今日こうして遊園地に来ている。
「寒いね」
ニコッと笑った彼女が「あっ」と呟いたのと、僕が頬に冷たさを感じたのとはほぼ同時だった。雪なんていつぶりだろうか。しんしんと降るそれは、あっという間に辺りを白く染めていく。
「カイ君、いちごマシュマロ大福みたい」
言いながら僕の赤いニット帽を指差すユキ。思わず「マシュマロ要素は?」とたずねると彼女は僕の頬を楽しそうに指でつついた。
なるほど。ユキらしい発想だな。
「じゃあ、ケーキと一緒にいちご大福も買って帰ろうか」
「賛成っ!」
ユキのおかげで、今年のクリスマスは良い思い出になる予感がする。
恋愛
公開:20/12/25 17:47
更新:20/12/25 20:11
更新:20/12/25 20:11
いちご大福マシュマロと
マシュマロいちご大福は
商品化されているみたい
せっかくのクリスマスだから
久々の恋愛ジャンルで
(玖寓→久寓に変えました)
読むのが好きです。
書くのは好きだけど苦手です。
作品を読んでいただきありがとうございます。コメント等大変励みになっております。
1週間に1作品投稿を目標にしています。
(現在体調不良のため休み中)
▼Twitter
https://twitter.com/kuguu_
ログインするとコメントを投稿できます