クリスマスの絵馬
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クリスマス、遊園地の帰り、4歳になる娘のエマと、妻の弥生と共に近所の神社へ向かった。
「階段しゅごい」とエマが言った。
「そうだねー。長いねー」と弥生が答えた。
「走って登れるかな?」とエマ。
「登れるかもしれないけど、こけてケガしちゃったらケーキ食べられなくなるからやめとこっか」と僕は答えた。
「わかった!」とエマは笑顔で答えて、僕たちの手をギュッと握った。
「エマ、エマ!」
エマが沢山の絵馬を指差しながら言った。
「お正月になったら書こうねー」と弥生が言った。
「わかった!」とエマはまた笑顔で答えた。
エマは何を書くのだろう。僕が書くことは、昔は沢山あったけど、今はたった一つだ。
また新年を迎えた。僕は15年振りにこの神社に来た。階段は相変わらず長くて急で、絵馬も沢山あった。
「エマの就職が決まりますように 母
「↑就職決まりました! エマ」
「階段しゅごい」とエマが言った。
「そうだねー。長いねー」と弥生が答えた。
「走って登れるかな?」とエマ。
「登れるかもしれないけど、こけてケガしちゃったらケーキ食べられなくなるからやめとこっか」と僕は答えた。
「わかった!」とエマは笑顔で答えて、僕たちの手をギュッと握った。
「エマ、エマ!」
エマが沢山の絵馬を指差しながら言った。
「お正月になったら書こうねー」と弥生が言った。
「わかった!」とエマはまた笑顔で答えた。
エマは何を書くのだろう。僕が書くことは、昔は沢山あったけど、今はたった一つだ。
また新年を迎えた。僕は15年振りにこの神社に来た。階段は相変わらず長くて急で、絵馬も沢山あった。
「エマの就職が決まりますように 母
「↑就職決まりました! エマ」
その他
公開:20/12/25 14:29
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