変身饅頭
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看板を見て、思わず足を止める。
商店街の奥に、屋台があるなんて知らなかった。
「いらっしゃい、お兄さん」
渋いおじさんが店主のようだ。
「…本当に変身出来るのですか?」
「一つ食べてみるといい」
ずらっと並ぶ色とりどりの饅頭。
イケメン饅頭を手に取り、口に放り込んだ。
「おお!」
横にあった全身鏡を見ると、イケメンが立っていた。
これが俺なのか!女にモテモテだぜ!
「あれ?」
いつの間にか姿が戻っている。
今度は巨乳美女饅頭だ。
「うひょお!」
すごい!ぼいん!ぼいん!
「うふーん」
セクシーポーズをした状態で姿が戻っていた。
「変身時間は十秒だ」
「…え」
「長時間変身は出来ない、食べれば食べるほど腹が膨れる。だから売れないんだ。今なら半額だが、買わないかい?」
「いえ、結構です…」
数日後、変身饅頭を食べ、次々に変身する大食い動画がバズっていた。
どこで、なにが流行るか分からない…。
商店街の奥に、屋台があるなんて知らなかった。
「いらっしゃい、お兄さん」
渋いおじさんが店主のようだ。
「…本当に変身出来るのですか?」
「一つ食べてみるといい」
ずらっと並ぶ色とりどりの饅頭。
イケメン饅頭を手に取り、口に放り込んだ。
「おお!」
横にあった全身鏡を見ると、イケメンが立っていた。
これが俺なのか!女にモテモテだぜ!
「あれ?」
いつの間にか姿が戻っている。
今度は巨乳美女饅頭だ。
「うひょお!」
すごい!ぼいん!ぼいん!
「うふーん」
セクシーポーズをした状態で姿が戻っていた。
「変身時間は十秒だ」
「…え」
「長時間変身は出来ない、食べれば食べるほど腹が膨れる。だから売れないんだ。今なら半額だが、買わないかい?」
「いえ、結構です…」
数日後、変身饅頭を食べ、次々に変身する大食い動画がバズっていた。
どこで、なにが流行るか分からない…。
その他
公開:20/12/20 14:00
ショートショートが好きで登録させてもらいました。
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僕の書いた話が、頭の片隅に残ってくれたら嬉しいです。
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