2120年からの転校生
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「2120年の横浜から来ました。佐藤マイコです。よろしくお願いします」
その「少年」は、はきはきとした声であいさつをした。
空いているいすに座ると、「うわっ、このいす硬っ」とおどろいていた。
彼は、ぼくたち大森小学校の5年1組にきた、転校生だ。
転校生といっても、ここに通うのは1週間限定らしい。
「へえ~、あれが黒板かあ…」
「教科書って、全部紙なんだ…、重そう」
「あれがランドセルか、本物はカッコいいな~。ちょっと背負わせてよ」
私たちにとっての当たり前に、彼は新鮮なおどろきを見せた。そして、タブレット端末のようなものに、一生懸命メモを取る。
1週間後、彼は教室を去っていった。
「ありがとうございました。とても楽しい、社会科見学になりました。もしもみんながあと100年生きるのならば、また会いましょう。未来の世界で」
その「少年」は、はきはきとした声であいさつをした。
空いているいすに座ると、「うわっ、このいす硬っ」とおどろいていた。
彼は、ぼくたち大森小学校の5年1組にきた、転校生だ。
転校生といっても、ここに通うのは1週間限定らしい。
「へえ~、あれが黒板かあ…」
「教科書って、全部紙なんだ…、重そう」
「あれがランドセルか、本物はカッコいいな~。ちょっと背負わせてよ」
私たちにとっての当たり前に、彼は新鮮なおどろきを見せた。そして、タブレット端末のようなものに、一生懸命メモを取る。
1週間後、彼は教室を去っていった。
「ありがとうございました。とても楽しい、社会科見学になりました。もしもみんながあと100年生きるのならば、また会いましょう。未来の世界で」
SF
公開:20/12/20 10:29
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