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暴風警報が発令された日、びっしょり濡れて帰宅すると丁度風呂のセンサーが鳴った。
「ちんちらりー。冬、雨設定で四十二度の少々高めでお湯が沸いてございます。」
何これ、最高じゃない!泣けそう!
全財産を投じて全オートに改装した価値があった。風呂上がりに缶ビール片手にソファーに座ると、今度は自動で居間の電気が点き、続いてテレビも点いて野球中継が流れた。この家、僕のことを熟知している。
「世の中イケてるねぇ!上手いビールを飲みながら野球観戦最高じゃん!岩隈いけ!」
九回裏応援に気合いを入れ直した途端、パチンとテレビが消えた。そして、寝室の電気が点きついでにトイレの電気も点いた。
「起床時間から逆算すると就寝時間です。これ以上は明日の仕事に支障がでます。トイレに寄って行くことを忘れずに。」
「・・はい、お家様。」
言われるがまま僕は背中を丸めてトイレへ急いだ。
「ちんちらりー。冬、雨設定で四十二度の少々高めでお湯が沸いてございます。」
何これ、最高じゃない!泣けそう!
全財産を投じて全オートに改装した価値があった。風呂上がりに缶ビール片手にソファーに座ると、今度は自動で居間の電気が点き、続いてテレビも点いて野球中継が流れた。この家、僕のことを熟知している。
「世の中イケてるねぇ!上手いビールを飲みながら野球観戦最高じゃん!岩隈いけ!」
九回裏応援に気合いを入れ直した途端、パチンとテレビが消えた。そして、寝室の電気が点きついでにトイレの電気も点いた。
「起床時間から逆算すると就寝時間です。これ以上は明日の仕事に支障がでます。トイレに寄って行くことを忘れずに。」
「・・はい、お家様。」
言われるがまま僕は背中を丸めてトイレへ急いだ。
ファンタジー
公開:20/12/20 03:32
更新:20/12/20 04:58
更新:20/12/20 04:58
書くことが好きでいつか色々書いてみたいと思っていましたが、今年、ついにタイミングが揃いスイッチが入りました。初心者ですがどうぞよろしくお願いします。
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