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ここは私のテリトリー
毎朝4時
缶が開く音を立てると
猫たちが
私の方へと津波のように押し寄せるから
ここは僕のテリトリー
毎朝6時
2歳年上で
4センチだけ背の高い
彼女の一つにくくった黒髪が僕の肩に触れるから
ここは俺のテリトリー
毎朝7時
校門をくぐり
友人に声をかける
彼の隣の恋人は俺が愛する人だから
ここは僕のテリトリー
毎朝8時
彼女が僕の教室にやってきて
髪の毛をくるくるいじりながら
けらけら笑って話すから
ここは俺のテリトリー
毎朝8時20分
友人をおちょくりにいく
廊下の方に首をのばし
後ろ姿を見つめてみる
それが俺の役割だから
ここは私のテリトリー
毎朝8時30分
大好きなはずの男の子
の隣にいる人が
なぜだか気になる
彼のニヒルな笑顔を思い出すから
うまく行こうがいくまいが
自分たちは生きている
どれだけ異常に近づいても
変わらない日常を
毎朝4時
缶が開く音を立てると
猫たちが
私の方へと津波のように押し寄せるから
ここは僕のテリトリー
毎朝6時
2歳年上で
4センチだけ背の高い
彼女の一つにくくった黒髪が僕の肩に触れるから
ここは俺のテリトリー
毎朝7時
校門をくぐり
友人に声をかける
彼の隣の恋人は俺が愛する人だから
ここは僕のテリトリー
毎朝8時
彼女が僕の教室にやってきて
髪の毛をくるくるいじりながら
けらけら笑って話すから
ここは俺のテリトリー
毎朝8時20分
友人をおちょくりにいく
廊下の方に首をのばし
後ろ姿を見つめてみる
それが俺の役割だから
ここは私のテリトリー
毎朝8時30分
大好きなはずの男の子
の隣にいる人が
なぜだか気になる
彼のニヒルな笑顔を思い出すから
うまく行こうがいくまいが
自分たちは生きている
どれだけ異常に近づいても
変わらない日常を
恋愛
公開:20/12/20 18:49
綺麗
好き
ぱせり
日常
kireinamonogasuki
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