第二太陽族

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石原慎太郎氏の小説「太陽の季節」が1955年に文學界に発表された。それが翌年の芥川賞受賞作となり、更に映画化もされ
一躍脚光を浴びた。その時マスコミを賑わせた言葉が太陽族だった。

映画には、石原慎太郎氏と実弟・石原裕次郎氏が俳優として登場、若者はその姿に太陽族としてのシンボルを感じた。
映画の舞台となった湘南海岸には、後頭部と脇は刈り上げ前髪を短く垂らす慎太郎刈り、そしてサングラスにアロハシャツという姿に憧れた。
あれから40年(失礼これは綾小路きみまろだった)それから、65年当時の若者は今やおじん・おばんとなり街中を闊歩とは行かず、ゆっくり時にはヒョロヒョロと歩き、或る人は片手に杖を持ち、ある人は買い物籠付き手押し車に身を委ね、大きなマスクをして出かけるのです。
そしてショッピングモール広場や市民公園広場のベンチで冬の暖かい太陽の日差しを浴び会話を楽しんでいる。
これぞ第二太陽族だ!
その他
公開:20/12/17 19:46
更新:21/01/06 09:50

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