留守番の条件
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昔、あるところに母羊と三匹の子羊達が暮らしておりました。
子羊達はみんな元気いっぱいです。
ある時、母羊が料理をしようとした時、調味料が切れている事に気づきました。
でも、子供達を連れて買い物に行くと時間が掛かりそうです。
なので母羊は子供達に言いました。
「決して誰が来ても扉を開けては駄目よ。約束できる?」
子羊達は「は~い」と元気な返事をしました。
それを聞いた母親は安心して麓へ行きました。
それからしばらくした頃、凶暴な狼がやってきました。
コンコン
「郵便です。ここを開けて貰えませんか?」
ですが、母親に言われた通り、子羊達は扉を開けませんでした。
狼は無反応なので「何だ、誰もいないのか」と諦めて帰って行きました。
それから二年後、母羊が帰って来ました。
コンコン
「ここを開けて頂戴。お母さんよ」
ですが、扉は決して開く事はありませんでした。
子羊は心の扉も閉じていたのです。
子羊達はみんな元気いっぱいです。
ある時、母羊が料理をしようとした時、調味料が切れている事に気づきました。
でも、子供達を連れて買い物に行くと時間が掛かりそうです。
なので母羊は子供達に言いました。
「決して誰が来ても扉を開けては駄目よ。約束できる?」
子羊達は「は~い」と元気な返事をしました。
それを聞いた母親は安心して麓へ行きました。
それからしばらくした頃、凶暴な狼がやってきました。
コンコン
「郵便です。ここを開けて貰えませんか?」
ですが、母親に言われた通り、子羊達は扉を開けませんでした。
狼は無反応なので「何だ、誰もいないのか」と諦めて帰って行きました。
それから二年後、母羊が帰って来ました。
コンコン
「ここを開けて頂戴。お母さんよ」
ですが、扉は決して開く事はありませんでした。
子羊は心の扉も閉じていたのです。
公開:20/12/15 19:23
更新:20/12/15 20:09
更新:20/12/15 20:09
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