超能力

20
10

 私の前に突然、神様が現れた。
「いよっ! 神様だよ〜ん! なんか、君、神社で、すげ〜願いまくってたから望みを1つだけ叶えてあげるよ〜ん。何がいい? あ、でも俺、超忙しいから1分以内に言わないと無効だよ〜ん」
(えっ⁈ 何、この人。こんな軽いノリの神様いるわけないじゃん。テキトーに話してかわすか? いや待て待て! もしもよ⁈ もしも本物の神様だったら俺、一生後悔するよ? あ。なんかのドッキリ番組? マジに返すと笑い者? ヤバ。時間無い! 笑い者にならず周りを笑わせて、尚且つ本物でも得する願い事って何⁈ 考えろ俺! やっぱアレだな。男なら大体コレだろ。デヘヘ。うん。これなら突っ込まれても人々の病気の原因を見つける為なんてカッコいい言い訳たつし)
「全てを見透せる超能力。透視能力がほしいです!」
「OK〜。じゃあね〜」
 全てを見透すと地球も視えない。その日から俺は漆黒の闇の中で生活している。
SF
公開:20/12/12 01:02
更新:20/12/12 08:18

NORIHISA( 碧の星 )

   創作活動はこちらのショートショートガーデンが初めてです。令和元年12月31日から投稿開始しております。
 勉強になりますので、どのようなことでもお気軽にコメントいただけると嬉しいです。厳しいご意見もお待ちしております。
 どうかよろしくお願いいたします。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容