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「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」
「それは、シンデレ……じゃなかった、やだ、ごめんなさい」
……
12時の鐘がなる。
「きゃあっ」
ごろごろごろっ、ずたーん。
「大丈夫ですか?」
「あ、やばっ。ヒール割れちゃった……」
……
ぐうう、ぐうう。
「あら、ローズ! ほんとに寝ちゃってるわこの子」
もうひとりの妖精がぼそりとつぶやく。
「音声さんが来たわよ」
近寄ってきた男は首を振って残念そうに言った。
「音、めっちゃ入ってるんで……」
……
「押すなよ」
「押すわけ無いだろ、兄さん」
「絶対に、押すなよ」
「押さない押さない、助けもしないけど」
「押す……ん? 息子は何処だ?」
「え?」
二匹のオスライオンは血相を変え、崖下へと駆け下りていった。
……
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは……。私よ!」
「ちょっ」
「だって納得いかないわよ」
「そういう問題じゃなくてですね」
「それは、シンデレ……じゃなかった、やだ、ごめんなさい」
……
12時の鐘がなる。
「きゃあっ」
ごろごろごろっ、ずたーん。
「大丈夫ですか?」
「あ、やばっ。ヒール割れちゃった……」
……
ぐうう、ぐうう。
「あら、ローズ! ほんとに寝ちゃってるわこの子」
もうひとりの妖精がぼそりとつぶやく。
「音声さんが来たわよ」
近寄ってきた男は首を振って残念そうに言った。
「音、めっちゃ入ってるんで……」
……
「押すなよ」
「押すわけ無いだろ、兄さん」
「絶対に、押すなよ」
「押さない押さない、助けもしないけど」
「押す……ん? 息子は何処だ?」
「え?」
二匹のオスライオンは血相を変え、崖下へと駆け下りていった。
……
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは……。私よ!」
「ちょっ」
「だって納得いかないわよ」
「そういう問題じゃなくてですね」
ファンタジー
公開:20/12/12 07:00
更新:20/12/11 21:40
更新:20/12/11 21:40
さまようアラフォー主夫
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