中が空のUFO
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山で虫捕りをしているノボル君。
眼前にUFOが降り立った。
意を決してUFOの中に入ったが、誰もいない。操縦席のようなものがあるが、誰も座ってない。
それでもノボル君は嬉しかった。明日、学校で自慢できるから。念願の友達もできるかも。そうすれば、こうして休みに一人で虫捕りをせずに済む。
だけど、証拠が無いと誰にも信じてもらえない。そう考えたノボル君はUFO内部を見渡し、適当なものを力づくでもぎ取った。おそらくハンドルだろう。これを見せればクラスメイトも信じてくれるはず。
突然、操縦席の横のドアが開いた。どうやらトイレのようだ。水の流れる音。青い肌をした人型の宇宙人がベルトを直しながら出てきた。そしてノボル君と目が合い、互いに静止&無言の時間が約1秒。
ノボル君は、静かにもぎ取ったハンドルを床に置いて言った。
「これがこの星のあいさつだよ」
眼前にUFOが降り立った。
意を決してUFOの中に入ったが、誰もいない。操縦席のようなものがあるが、誰も座ってない。
それでもノボル君は嬉しかった。明日、学校で自慢できるから。念願の友達もできるかも。そうすれば、こうして休みに一人で虫捕りをせずに済む。
だけど、証拠が無いと誰にも信じてもらえない。そう考えたノボル君はUFO内部を見渡し、適当なものを力づくでもぎ取った。おそらくハンドルだろう。これを見せればクラスメイトも信じてくれるはず。
突然、操縦席の横のドアが開いた。どうやらトイレのようだ。水の流れる音。青い肌をした人型の宇宙人がベルトを直しながら出てきた。そしてノボル君と目が合い、互いに静止&無言の時間が約1秒。
ノボル君は、静かにもぎ取ったハンドルを床に置いて言った。
「これがこの星のあいさつだよ」
公開:20/12/09 02:54
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