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ワシの目の前、神社の賽銭箱を前にして、派手な格好の若い娘が二人。
長髪の娘が短髪の娘に聞いた。
「お賽銭って、ご縁があります様にって、五円玉がいいんだっけ?」
短髪の娘はニヤリと答える。
「それじゃ、良いご縁には恵まれないわよ」
長髪の娘が聞き返す。
「え?じゃあ、いくらがいいのよ」
短髪の娘は自信満々で答える。
「いつも良いご縁に恵まれる為には、四十五円がいいのよ」
「何で?」
短髪の娘は自分の財布から小銭を取り出しながら答えた。
「四十五円で始終ご縁があるのよ」
長髪の娘は納得した様子で頷いた。
「それ無敵じゃん!」
「でしょ!」
ワシは二人に声をかけた。
『気持ちを込めれば、いくらでも構わんよ』
二人はワシをキッと睨み付けて言った。
「何でアナタに解るんですか!」
「神様でも無いのに!」
ワシは苦笑しながら、本殿へと入っていった。
『よく解らんな..人間というのは』
長髪の娘が短髪の娘に聞いた。
「お賽銭って、ご縁があります様にって、五円玉がいいんだっけ?」
短髪の娘はニヤリと答える。
「それじゃ、良いご縁には恵まれないわよ」
長髪の娘が聞き返す。
「え?じゃあ、いくらがいいのよ」
短髪の娘は自信満々で答える。
「いつも良いご縁に恵まれる為には、四十五円がいいのよ」
「何で?」
短髪の娘は自分の財布から小銭を取り出しながら答えた。
「四十五円で始終ご縁があるのよ」
長髪の娘は納得した様子で頷いた。
「それ無敵じゃん!」
「でしょ!」
ワシは二人に声をかけた。
『気持ちを込めれば、いくらでも構わんよ』
二人はワシをキッと睨み付けて言った。
「何でアナタに解るんですか!」
「神様でも無いのに!」
ワシは苦笑しながら、本殿へと入っていった。
『よく解らんな..人間というのは』
ファンタジー
公開:20/12/07 11:33
更新:20/12/09 15:33
更新:20/12/09 15:33
短編、ショートショート等
https://note.com/naseem_ou812
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す、すみません..
コンテストの為に投稿したので、こちらのサイトの事はまだよく解っていません..
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