呪われた椅子

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ある古城に一人の男がいた。その男はこの古城の使用人で、長年に渡り古城を管理してきた。

何百年も前に、その地域ではひどい戦争があった。殺戮の嵐であったその地域は、呪われた大地と呼ぶに相応しい場所だった。舞台となったのは、この古城だった。何百人も殺された。
その古城では、呪われた椅子が存在していた。必ず、一年以内に不幸がありその椅子に座った人は死ぬと言う呪いだ


使用人が古城を案内し終わるとお客様専用の部屋に案内した。
そして使用人が言った。
「この城には呪われた椅子があるんですよ。マダム」
「へー、どんな椅子なんですザマスか?」
使用人が言った「とても綺麗な椅子なんですよ」
マダムがキョロキョロとあたりを見回す。

使用人が叫んだ。
「いま、お前が座っている椅子が呪われた椅子だ!」

マダムが叫んだ「ギャーーー」




3日後、マダムは心筋梗塞で死んだ。呪いか病気か誰も知る由もない。
ホラー
公開:20/12/03 17:59
更新:20/12/03 22:04

海ちゃん

文章を書くのが好きです。ド素人ですが、よろしくお願いします。

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