砂時計

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もうすでに、3分はとっくに過ぎている。
いや、10分ぐらい経っていてもおかしくない。
メタルブルーの砂は、少し揺らぎながら、それでも一定の速度で、絶え間なく流れてゆく。 確か、この砂時計
は3分計のはずだが‥‥。

ふと、辺りを見回した僕は、あることに気づく。 さまざまな色をした感情の泡が、膨らんでは消えてゆく。
その時、急に寂しさが息苦しいほど胸に迫ってきた僕は、意を決して(砂粒)になって時の流れに乗ることを決心した。

腹の底から響いてくる、規則正しいリズムが妙に心地良い‥‥


長いトンネルを抜けると、乳白色の光に包まれた僕を、大きな手が包み込んだ‥‥‥。
ファンタジー
公開:21/02/11 22:16

NORIO( 福島県 )

最近、趣味で小説のようなものを書いてみようと思いました。よろしくお願いいたします。

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